Helichrysum ~傷を修復し、輝きを取り戻す香り。
大好きな香りのひとつ「ヘリクリサム」。
ちょっと覚えにくい名前ですね。
別名の「イモーテル」の方がポピュラーかもしれません。
『ヘリクリサム』という名前は、
ギリシャ語のHelios(太陽)とchrysos(黄金)が語源で、
ひかり輝く太陽の様な、ゴールドの花色から名づけられたと言われています。
「不死」という意味のフランス語が語源とされる『イモーテル』という名前は、
乾燥しても、花の鮮やかな金色が永遠に色褪せないところから。
『エバーラスティング(永遠、不朽)』という名でも親しまれています。
和名では、永久花。
そんなたくさん呼び名を持つヘリクリサムさんは、こんな感じ。
可憐でカワイイお花ですね。
(ヘリクリサムは、様々な花色、種類がありますが、
エッセンシャルオイルになるのは『イタリアン ヘリクリサム』ですのでご注意を…。)
さて、私がヘリクリサムが好きな理由は、まずはその香り。
カモミール•ローマンに似ていますが、さらに甘く、深く、
うっとりするような陶酔感があります。
そして、セラピーの上では
『最も癒しの力が強い』
香りのひとつとされています。
ヘリクリサムが助けになるのは、『傷ついたところの修復』。
皮膚の傷やあざには、1滴なら原液塗布できます。
塗るとスッと肌に浸透して、急速に傷の治癒を高めます。
美肌効果も高いので、ロクシタンのスキンケアシリーズは有名ですよね。
そして『傷を修復する=皮膚』だけではありません。
傷付いた心にも、傷付いたスピリットにも、
ヘリクリサムはパワフルな癒しの効果を発揮してくれます。
それも、優しく、穏やかに…。
深く傷付いて、人生を前に進めることができなくなってしまった人に、
ヘリクリサムはそっと、心地よく傷の手当てをしてくれます。
その染み透る細やかなエッセンスは、まるで光の粒子のようで、
傷口を覆い、元の輝きを取り戻すようサポートしてくれます。
ヘリクリサムで、その人の持つ本来の輝きを取り戻すことができる。
そして、その輝きが永遠に続くように、心に、身体に、スピリットに、
癒しのエネルギーを送り続けてくれるのです。
ボトルがそばにあるだけで、とても心強くなって、どんな状況でも
「私は大丈夫。」
と本来の自分で在り続けることができる。
そんな、頼れるエッセンシャルオイルです。
興味が湧いた方、ぜひ香りを試してみてくださいね!