Laurel ~賞賛の香り。自分で自分を褒めてあげたいときに!
年末の個人セッションで、多くの方が選んだエッセンシャルオイルが
Laurel(ローレル)でした。
印象深かったので、久しぶりにエッセンシャルオイルについて書いてみようと思います。
ローレルは、ギリシャ神話に登場する神、アポロンの聖樹とされています。
アポロンは、音楽や詩歌など芸術の神(他にも医学や数学、予言など・・・多才です)、
そして後に太陽神としても神格化された存在です。
永遠に若々しく、穏健で広い心を持ち、さらに冷静な頭脳の持ち主。
ギリシャ人の理想に最も近い神といわれるほど。
そんなアポロンがいつも被っていたとされるのが、ローレルで作った冠。
(その経緯は、長くなるので今回は書きませんが、実らぬ恋の神話はちょっと哀しい…)
闘いの勝者や、優れた詩人にローレルの冠が贈られたそうです。
いわゆる「月桂冠」ですね。<お酒じゃないよ~
ローレルの学術名はLaurus nobilis。
laurusは「賞賛」、nobilisは「高貴な」という意味です。
(Laurusは、ケルト語の「laur」(緑色)が語源。
ローレルが常緑なことに由来するそうです)。
そして花言葉は、「栄光」、「勝利」、「栄誉」。
どれもキラッキラ。輝かしい言葉ばかりですね。
まさにギリシャの理想の神、アポロンと重なります。
香りも、威厳があって男性的。
その強さに、好き嫌いがハッキリ分かれます。
でも、年末は「わ~この香り、好きです!」と選ぶ方が多かった。
どうしてかというと・・・
ローレルは、賞賛の香り。
自分で自分を褒めてあげたい!というときに心地よく感じるのです。
1年を振り返るときって、自分に対して公平になりますよね。
いい事ばかりじゃない、自分としてはよくなかった事、
もっとこうすればよかった、至らなかった、なんてことにも目を向けられる。
そして、どんな自分であっても、それをありのままに受け入れて、
「いろいろあったけど・・・1年間、よくやったね!」
と、自分に声をかけたくなる。
そして「来年もがんばろうね!」と、ステップにできる。
古代ギリシャ時代に賞賛の象徴として送られたローレルの冠のように、
自分で自分を讃えたいときは、やっぱりローレルの香りを選ぶんだな~と、
妙に納得したのでありました。
ローレルの香りに興味を持った方は、
アポロンのことを調べながらローレルの香りを楽しむと、
その個性がより理解できると思いますよ☆