コラム
Tonka beans ~「思い出」にアクセスする香り。
教室にある100種以上のエッセンシャルオイルの中には、
あまり出番がない、控えめなキャラクターたちがいます。
でも、それぞれの香りはどれも個性的。
だからこそ、常に必要とされたり、万人ウケはしないけれど、
ココぞ!というときに大活躍してくれます。
その中のひとつ、トンカ・ビーンズ(Tonka beans)。
マメ科に属するトンカという木の種子のエッセンシャルオイル。
香りは、わかりやすく表現すると『桜餅の葉っぱ』の香り。
フワッと軽やかでいて、どこか懐かしい香りがします。
この香りは、「思い出を蘇らせる」なんて言われるのですが、
私も、セラピーでは過去の思い出に関わるテーマのときにオススメすることが多い気がします。
さらにローズ・オット―とブレンドすると、とても魅力的な香りになります。
ローズ・オット―は、全てを受け容れる、許すことのレッスンをさせてくれる香り。
ハートを愛の感覚でいっぱいに満たしてくれる香りです。
だから、トンカ・ビーンズとのブレンドは、
たとえ苦しかった、辛かった、と記憶している過去の体験も、
全て今の私へと繋がるステップだった、と、許せる気持ちに変えてくれます。
過去の体験をどんなに癒そうと思っても、「今」の自分が癒やされていない限り、
過去を癒すことはできません。
逆に考えると、今の私が癒やされていれば、過去も自然と癒される。
現在も過去も、実は同時進行しているんですね。
トンカ・ビーンズとローズ・オット―の香りは、今の私を満たすことで、
過去の自分を癒す、という働きかけをしてくれます。
ご興味がある方は、ぜひお試しくださいね(^-^)